寶屋、異物検出に磁力活用 年間3000tを処理、利用企業のクレームゼロ
静岡県の富士山ろくにある寶屋(たからや)は食品の加工と原料の異物選別を生業(なりわい)にしており、異物に関して食品メーカーの駆け込み寺的な役割を果たしている。大手を中心にした乾燥食品の中に混入する異物を年間約3000t処理している。異物選別を始めたのは約8年前。驚くのは「これまで利用した食品メーカーからのクレームは一件もない」ことだ。近年、異物クレームが増えたことで金属探知機やX線異物検出装置を導入する企業は増えているが、それでも消費者からのクレームは減らない。寶屋では、金