繁盛店のまかない:福みみ 銀座店「焼き鳥丼」 タレ派から塩派に変わるのが成長の証し!?

2018.09.03 475号 23面
焼き鳥丼 シンプルな丼だからこそ、生卵を落としたりスープをかけるなど、アレンジを試したくなる

焼き鳥丼 シンプルな丼だからこそ、生卵を落としたりスープをかけるなど、アレンジを試したくなる

 串焼きビストロ「福みみ銀座店」の定番まかないは、焼き鳥丼。「店の看板メニューである焼き鳥の味を、自分の舌でしっかりと知っておいてほしい」(日高陽介料理長)として、頻繁に登場するおなじみのまかないだ。特に新人スタッフには全ての味を知ってもらいたいことから、さまざまな種類の焼き鳥をご飯にのせ、1ヵ月で全ての部位の試食をできるようにしている。

 まかないのご飯にのせられる焼き鳥は3本。「内臓系は2日で廃棄することにしているので、焼き鳥3本におまけで内臓を盛ってあげることも多いですね」と、日高料理長。各自の好みでタレと塩を選べるようにしているそうだが、新人スタッフは、初めはご飯に合うタレの焼き鳥を選ぶ。その後、焼き鳥の魅力を知るにつれて「鶏肉本来の味を純粋に楽しめる塩味」を好むようになるという。

 香ばしく焼き上げた焼き鳥を串ごとご飯に盛る楽しげな見た目と食べやすさで、「焼き鳥丼は、いつ出してもスタッフみんなが喜ぶまかない」(同料理長)ではあるが、登場頻度が高いため、飽きがこないよう、スタッフ各自でひと味加えるアレンジを楽しんでいるのだそう。マヨネーズ、梅肉を添えるアレンジが人気のようだ。各自で自由においしいアレンジを試すのもまた、焼き鳥の魅力をいっそう深く知るための勉強になっているのだ。

 ●店舗情報

 「串焼BISTRO 福みみ 銀座店」

 所在地=東京都中央区銀座5-10-9 銀座YKビル地下1階

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