写真2 バグキーパーM チョウバエをターゲットにした専用の捕獲装置例
異物混入の中で多くの割合を占めている昆虫は、製品クレームに直接つながるため、問題発生時に企業が受けるダメージは大きくなる。しかし、昆虫の建物への侵入経路、施設内外での繁殖様態は多様で、その対策は一筋縄ではいかない難題である。対策として、昆虫の生態や施設の特性に基づいた防虫性能の高い施設の構築(ハード対策)と運用(ソフト対策)を継続することが重要である。本稿では、新築だけでなく既存施設にも適用できる計画・適用技術について解説する。