うま味調味料「味の素」110年の節目(下)不利益被る消費者

調味 連載 2019.07.31 11918号 02面
左から司会の古田大輔氏、パネリストの西島基弘氏、石川幹人氏、鈴木志保子氏、高取幸子氏

左から司会の古田大輔氏、パネリストの西島基弘氏、石川幹人氏、鈴木志保子氏、高取幸子氏

 うま味調味料(MSG=グルタミン酸ナトリウム)は、食材の下味付け、料理の仕上げ、だしの補完、味の安定、外食・給食での経費と手間の節約、減塩食をおいしくする効果や病院食への活用などで社会貢献できる存在でもある。健康寿命の延伸という観点からは栄養士のMSGに対する正しい理解の進展が鍵を握るのだが、それを阻むのがフェイクニュースや風評の存在。背後には、今は規制がない優良誤認につながる「無添加・無化調」などの文言の食品表示での長年の放置もある。その放置も食品添加物への誤解の増幅に加

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら