9月27日。今日は世界観光デー
9月27日は国連が定めた世界観光デー。1970年9月27日に、世界観光機関(WTO)の定款が採択されたことを記念している。 コーラは戦後、観光外国人らのために販売されていたが、その後ローカルに定着した。
在留外国人、観光外国人向けに製造されていたコーラ
国内にコーラドリンクが輸入されたのは1919(大正8)年だといわれている。その当時は風味がなじめなかったのか、当局が輸入を禁止したのか、3〜4年で早くも姿を消していったが、第二次世界大戦後、連合軍の駐留とともにコーラ飲料は軍納として入ってきた。
国内では1952(昭和27)年頃から各地でコーラ飲料の製造が始められるようになったが、本格的には1956年11月、在留外国人、観光外国人を対象として無酒精飲料の原液として年間8万ドルの外貨割当を行い、特定需要(外国人)以外の流出を防止するため、販売個所をきめ、一定の条件を付し、コカ・コーラおよびペプシ・コーラが製造できるようになった。その後、1960年10月コーラ飲料用調合香料を自動割当にするとともに一般市販に移されている。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:一般財団法人 日本清涼飲料検 査協会、久保喜寛 ))