ローソン、少子高齢化対応拠点施設と併設店
ローソンは、千葉市美浜区の団地内の少子高齢化対応拠点施設「ウェルキャビン稲毛海岸」に介護相談窓口を店内に設けた介護拠点併設型店舗(ケアローソン)を7日に開店した。
同じ施設内の介護などの専門家と連携し、食品メーカーとも協力して、店内で介護や運動、栄養の健康関連イベントを行って健康寿命延伸や「フレイル予防」に取り組む。
今回のローソンの取組みは、団地内のUR高洲第二団地の事務所に駐在の生活支援アドバイザーや施設内に併設の訪問・看護ステーションの専門家など複数の事業者と連携して「フレイル予防」を行うもの。
ローソンウェルキャビン稲毛海岸店の店内の窓口で介護に関する不安や悩みを持つ高齢者や家族が気軽に相談できる。通常時にイートインコーナーになるサロンスペースでも、健康関連や運動のイベントを開催し、高齢者の心身機能の低下を防ぎ、社会参加を増やす。
食品メーカーも協力し、7日には明治、8日にはキユーピーが試食会を開いたほか、下肢を鍛える「貯筋運動」の体験会なども行い、継続してイベントを実施していく。店内の品揃えでは介護関連商品を約200品、ベビー用品を約50品扱う。
ウェルキャビンは、今年10月に開設した地域住民の健康な生活支援を目的とした拠点で、12月以降には医療、子育て、教育に関連する施設も入る少子高齢化に対応できる複合施設となる。
家主は新都市ライフホールディングスで、店内の介護相談窓口や訪問介護ステーションは東京海上日動ベターライフサービスが運営し、訪問看護ステーションは社会福祉法人聖隷福祉事業団が担う。(山本仁)