新型コロナ:味の素社、関連会社従業員が感染 拡大防止対応は完了
味の素社は、同社グループ会社の関連会社に勤務する従業員が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患(りかん)したことが3月27日に判明したと28日発表した。
グループ会社関連会社の感染した従業員は、川崎市内に勤務する20代男性。3月19日に咳症状があり、20日、発熱のため自宅療養。25日に熱が下がらなかったため受診した病院でのCT検査で肺炎所見がありPCR検査を実施。27日に保健所から陽性との検査結果の連絡があった。
味の素社では、25日の報告を受け、保健所からの連絡に先立つ26日に、同従業員所属の事業所の業務を停止し、消毒作業を完了するとともに同日から同従業員の濃厚接触者であるグループ会社関連会社従業員を自宅待機させた。
味の素社は保健所の指示に従い、関係各所と連携しながら、顧客、従業員への感染拡大防止と安全確保を最優先に、迅速に対応方針を決定し、実施していくとした。
厚生労働省では、食品そのものによる新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はないとしている。(川崎博之)