新型コロナ:日本ケロッグと江崎グリコ、医療従事者を「腸食」で支援
日本ケロッグと江崎グリコは18日、新型コロナウイルス感染拡大防止の最前線で働く医療従事者を支援すると発表した。ケロッグの「オールブラン」と江崎グリコ「BifiXヨーグルト」のセット3万8565食分を大阪大学医学部付属病院で働く医療従事者=写真=に対し無償提供する。コロナ対策に全力を尽くしている医療従事者に腸のコンディショニングに有効な、発酵性食物繊維とビフィズス菌・乳酸菌を手軽に取れる「腸食」セットとして、「ファイバーの日」にも当たる5月18日を起点に約4週間、同病院の職員向け食堂で提供する。
今回の無償提供は、大阪大学との産学共創のヘルスケアプロジェクトとして19年10月に実施された「阪大腸活プロジェクト」の発展アクションとして位置付ける。
阪大生の腸の健康意識向上を目的とした同プロジェクトでは、豊中キャンパス図書館下食堂で該当商品を利用した「阪大腸食セット」を提供。一般阪大生参加で実施された「腸活チャレンジ」では、腸食セットを活用した腸のコンディショニングに対し、わずか2週間の食習慣改善だったが、善玉菌の割合が一定に増加し腸内環境の改善傾向が確認されている。
昼夜を問わずコロナ対策の最前線で活躍を続ける医療従事者は、食生活も不規則になりがち。こうした中、免疫細胞の7割を占めるといわれる腸のコンディションを維持することは、最前線で働く医療従事者のコンディション維持にも大きな意味を持つと考え、ケロッグと江崎グリコは、忙しい医療現場でも手軽に摂取できる「腸食」セットの提供を通じ、最前線で活躍される医療従事者の「体“腸”管理」をサポートする。(青柳英明)