ネスレ日本、新仮眠スタイル「コーヒーナップ」提案 デジタルから睡眠不足解消

嗜好飲料 ニュース 2021.03.26 12205号 04面
「ネスレ コーヒーナップ」(画面)

「ネスレ コーヒーナップ」(画面)

ネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室の福島洋一博士

ネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室の福島洋一博士

 ネスレ日本は“15分程度の短い仮眠(昼寝)の前にコーヒーを飲む仮眠スタイル”の「コーヒーナップ」を提案する。同仮眠スタイルの実践を提案するデジタルコンテンツ「ネスレ コーヒーナップ」を、16日から「ネスレアミューズ」Webサイト上で公開している。社会課題である睡眠不足や睡眠負債に対して、生活リズムを整える「コーヒーナップ」という新たな睡眠スタイルの提案を推し進める。

 新たな仮眠スタイル「コーヒーナップ」は、15分ぐらいの仮眠をとった後、目覚めるころにシャキッとし、その後のパフォーマンスを向上させ、生活リズムを整えるのに役立つといわれているという。同社はこれまで、体験型カフェ「ネスカフェ 睡眠カフェ」などを通じて、コーヒーの飲み分けなどによる新たな睡眠スタイルを提案してきた。

 今回のデジタルコンテンツ「ネスレ コーヒーナップ」は、在宅勤務拡大などによるオン・オフのボーダレス化に対応し、自宅やオフィスでも「コーヒーナップ」を実践してもらいたいという思いから作成している。

 同コンテンツは、睡眠、特に眠気の科学の第一人者の広島大学林光緒教授の監修の下で作成した15分程度の短い昼寝を、画像と音でサポートするものとなる。“海辺の朝”“森林でのひととき”“雨の午後”など、リラックスするための六つのテーマのBGMを用意。音声ガイダンスによる昼寝(仮眠)のコツの案内や、時間に応じて変化する音により、起きる時間に合わせて心地よい目覚めをサポートする。

 16日にオンラインで開催した説明会で、広島大学の林光緒教授は「睡眠不足は蓄積していくもので、本来は7~8時間の睡眠が望ましい。ただ、国内の70%以上は7時間未満となり、30%以上が日中に眠気を感じている。『コーヒーナップ』は日中の眠気を解消し、充実した午後の時間をサポートする。短い昼寝による眠気や疲労感が解消され、誰でも手軽にできるもの」と語った。

 また、同社ウエルネスコミュニケーション室福島洋一博士は、「1日3杯のコーヒー習慣提案を含め、コーヒーによる毎日の上手なオン・オフを造っていきたい。コーヒーがある生活を通して、『健康』を提供していきたい」と意気込みを語った。(本吉卓也)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: ネスレ