乾燥麺のシズル、北海道、藤原ブランドを前面に押し出し、違いの分かる大人に訴求
北海道旭川市の製麺メーカーである藤原製麺は、高級袋麺の「二夜干(にやぼ)しラーメン」を20日から発売して全国展開を本格化させた。永谷園のヒット商品「煮込みラーメン」の熟成乾燥製法を駆使し、小麦本来の豊かな風味と強いコシを引き出した。基幹商品へと育成して、近年活性化している袋麺市場のさらなる収益向上策を示す。 「二夜干し」は特級小麦粉を用いた生麺を2日間かけて乾燥。加熱し過ぎずにじっくりと乾燥させて麺の変成を抑え、小麦のでんぷん粒子を生麺同様に残す。