アサヒ飲料、7月7日「カルピス」102周年 多様な策で誕生祝う
アサヒ飲料の「カルピス」は、1919年(大正8年)の7月7日の七夕の日に発売され、今年102周年を迎える。毎年、7月7日の「カルピス」の誕生日には、さまざまな販促活動を行っている。今年は、非接触で七夕を楽しめるように「デジタル短冊企画」などの店頭施策や「カルピス」ブランドの売上げの一部を「こども食堂」へ寄付などに取り組み、「カルピス」の誕生日を盛り上げる。
店頭施策としては、量販店などのPOPに表示している2次元コードやリンクにアクセスすることで、デジタル上に現れる短冊に願いごとやニックネームを書き込む「デジタル短冊」企画を行う。七夕の願い事として集まった短冊は、例年同様、宮城県仙台市の大崎八幡宮で奉納とお焚き上げを行う。
加えて、感染症拡大防止の観点から、人が売場に立たずにアバターを通して来店者とコミュニケーションを図るツールとして「デジタルサイネージ」を活用した販促活動を実施する。これは、3月の「三ツ矢の日」に次ぐものとなる。今回は「カルピス」にまつわるクイズや、好きな「カルピス」の楽しみ方をアンケートボードにシールを貼って投票する企画などを実施予定だ。実施店舗数を前回の15店舗から28店舗に増やし「カルピス」の誕生日を盛り上げる。
また、タニタ社が運営する「丸の内タニタ食堂」と「タニタカフェコレド室町店」「同 南町田グランベリーパーク・鶴間公園店」の計3店舗で、隠し味に「カルピス」を使用したメニューが「カルピス」の誕生日に合わせ、期間限定で提供される。
「丸の内タニタ食堂」では、週替わり定食として、(1)7月5日~7月9日(2)12日~16日の期間、イートインのみで一日限定30食を提供する。「タニタカフェ」の2店舗では、7月5日~8月4日の期間、ワンプレートにて、イートインのみ、各店舗一日限定20食で提供する。浅尾祐輔タニタ食堂営業本部取締役営業本部長は「誰もが知っている『カルピス』を調味料のように使用することで、さわやかな風味を楽しめることが判明した。調理用途での使用など、メニューとしての新たな提案につなげていきたい」と語った。
なお、各店舗で該当メニューを注文すると、「カルピス」を使用したメニューのレシピシートがプレゼントされるが、アサヒ飲料広報は「今回のカロリーを500kcal前後かつ塩分を3g以下に抑えながら、おいしく健康的なメニューをつくってもらった。ぜひ、店舗で楽しんだ味わいを各家庭でも再現して、楽しんでもらいたい。食を通じて楽しく健康的なメニューを提供するタニタ食堂とタニタカフェで発酵食材である乳酸菌飲料『カルピス』を使用していただくことで、当社の健康イメージをさらに醸成できれば、との思いがある」と語った。(本吉卓也)