左から細貝理榮副会長、飯島延浩会長、桐山健一副会長
2022年1月から価格改定を実施した製パン業界は、22年4月期の輸入小麦の政府売渡価格が、21年秋に続き大幅に引き上げられることがほぼ確実視されることから、「連続値上げ」の判断を迫られる。今後も小麦をはじめとする原材料価格は上昇が見込まれ、「海外インフレ・国内デフレ」という不均衡の是正をしなければ収益の悪化は避けられない。一方、バブル崩壊後の「失われた30年」に伴う、経済の低迷とデフレ、賃金の伸び悩みによる、消費者の「値上げ」への警戒感は想像以上に強い。製パン業界には、こう