高齢者人口が増加し、「人生100年時代」といわれて久しい現代で、健康寿命の延伸が大きな社会課題として注目されている。加齢とともに問題となるさまざまな身体の不調は、健やかに生きることに対するハードルとなってしまう。特に、骨は乳児から高齢者まで一生を通じて、文字通り身体を支える最も重要なものだ。雪印メグミルクは、長年にわたる牛乳の研究から骨の健康に寄与する独自成分「MBP」を発見。さまざまな商品へ活用し、多様なライフスタイルへ取り入れられることを目指している。ただし、骨の健康には、他の食材と組み合わせ、年齢や性別に合わせて必要な栄養を摂取していくことが重要だ。本連載では、同社が「MBP」を機軸に進める骨太な戦略を概観し、新たな時代の骨の健康へのアプローチを探る。（小澤弘教）