ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:人気の激辛料理 ポイントは「自分で選べること」
●変わらず人気の激辛料理 ポイントは「自分で選べること」
私は無性に辛いものを食べたくなるときがあります。お気に入りのタイ料理屋さんに行くと、そこにいる多くのお客さまが真っ赤なラーメンを食べていることも。辛いものを欲している人は私以外にもたくさんいるなと感じます。2018年に「ファンくる」が実施した「辛いものに関する調査」でも、麻婆豆腐やキムチなど「辛いものが好き」とする人が過半数おり、根強いファンがいることもわかっています。
では、そうした辛いものファンたちは、辛いものを食べに行った外食店にどのようなサービスを求めているのでしょうか。「ファンくる」会員1000人(男性:336人、女性:664人)に意識調査を実施しました。
まず、辛いものが「好き」と答えた人は全体の80%と高い水準を保ち、そのうちの81%が飲食店に辛いメニューがあったら「うれしい」と回答しています。あったらうれしいサービスは「辛さのレベルを選択できること」が68%、次に「牛乳やラッシーなどの辛さを緩和する飲料のサービス」が45%となりました。
コロナ禍でも冷めやまぬ辛いものファンの熱は、自分で辛さを選ぶというカスタマイズがあることで、さらに高まりそうです。デジタル時代の消費者ニーズは、「自分のペースを保つこと」と「自分が選択した」という購買体験。この「自分で選ぶ」という自由さが、消費者にとって、ますます大切なポイントになっているようです。既存メニューに辛味スパイスを加えるなど、自分で調味アレンジできるようにしてみても、お客さまの心に火を灯すことができるのではないでしょうか。
●ファンくる
国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ROI