トモシアホールディングス、「春の冷凍食品祭り」 消費者の声を開発・販促に反映

抽選したトモシアHD経営陣。左から竹内紘之取締役営業本部本部長、荒木章社長、谷口英樹カナカン社長、堀内剛博丸大堀内社長

抽選したトモシアHD経営陣。左から竹内紘之取締役営業本部本部長、荒木章社長、谷口英樹カナカン社長、堀内剛博丸大堀内社長

 ●Web活用で利用法など訴求

 トモシアホールディングス(HD)は8日、今年で29回目を迎える冷凍食品の消費者キャンペーン「春の冷凍食品祭り」の抽選会を東京本社隣で開いた。今回はWebを活用したビンゴゲーム形式のクイズで冷食の利用法を訴求したほか、消費者の声や投稿レシピを新商品開発や売場での販促活動に反映させる取組みなど、例年に増して内容をブラッシュアップして展開した。

 冷食の食卓への定着に伴い応募総数は前年比6.8%増の約4万8000通、期間中の同社市販用冷食は、一部価格改定による単価増も含み、同15.1%増の106億円超の売上げを記録している。

 このうち新たな試みとなる「SNSアレンジレシピ投稿」には211通の応募があり、ヒレカツ・ピラフ・ナポリタンを使った「トルコライス」、パイシートをアレンジした「お食い初め鯛のりんごパイ」、焼きおにぎりとミニハンバーグなどを組み合わせた「ライスバーガー」といった創意工夫をこらしたレシピが多数寄せられた。

 抽選に先立ち荒木章トモシアHD社長は「冷食はここ十数年ずっと上昇トレンドにある。家庭用でも業務店でも冷食のないメニューは考えられない」と冷食の浸透ぶりを強調。キャンペーンについて「メーカーの皆さまのご支援で29回目となる。今年はコロナも収束に向かい、賃金も増加が期待される。今回寄せられた消費者の声を生かして新しい商品や提案法を研究し、ともに盛り上げていきたい」と市場の見通しや展望を語った。

 その後、協賛メーカーとともに2000円分のギフト券が当たる「レシート投稿コース」、冷凍庫や電気フライヤーが当たる「スマートビンゴコース」、ギフトセット1万円分が当たる「SNSアレンジレシピ投稿コース」の抽選を行った。

 同キャンペーンは冷食メーカー21社の協賛を得て、全国2244店舗で4月1日から5月末まで開催した。(丸山正和)

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