くろさき茶豆で乾杯 キリンビールとコラボでキャンペーン
【新潟発】くろさき茶豆農商工連携協議会は8月7日から22日までの間、キリンビール新潟支社とJR新潟駅周辺の飲食店とコラボした「くろさき茶豆で乾杯キャンペーン」を実施した。行政や地元JA、商工会などからなる同協議会は、新潟市西区の特産品「くろさき茶豆」のPRや消費拡大に取り組んでいる。
同キャンペーンは、県全体で枝豆を特産品としてPRする中、県内トップブランドである「くろさき茶豆」を県内外の人に味わってもらうことが狙い。
「くろさき茶豆」は、枝豆の作付面積・消費量ともに全国1位の新潟県でも人気トップのブランド。5月から10月までさまざまな品種・ブランドが流通する中、需要期の7月上旬から9月上旬に食卓にのぼり、食味の評価も高い。
同キャンペーンは、そのおいしさを知ってもらおうと、観光客や帰省客でにぎわうJR新潟駅周辺の飲食店5軒で実施。ゆでたての「くろさき茶豆」と、枝豆によく合うキリンビールのクラフトビール「スプリングバレー豊潤〈496〉」、各店舗のおすすめメニューの3点セットを提供した。
各日先着10人限定で、800円で楽しめるということもあり好評を博した。
新潟駅南口で地元食材や地酒にこだわる居酒屋・旬食酒好Yuuでは、おすすめメニューとして人気のシュウマイを提供した。手作りで、県産ブランド豚肉「純白のビアンカ」を使った自慢の一品は、「クラフトビールとの相性も抜群」と同店の長谷川雄介代表。
地元の農園から直接仕入れている「くろさき茶豆」も自慢の味で、県外からの顧客はそのおいしさに驚くという。キリンビールの「スプリングバレー豊潤〈496〉」も、クラフトビールらしい濃厚な味わいながら飲みやすく、評価は高い。
県が枝豆を特産品として県内外にアピールする中、県内各産地はそれぞれブランドを掲げ産地間競争を繰り広げている。同協議会も「くろさき茶豆」をアピールするため県外でもキャンペーンを展開。9月1日から3日までは、大阪のアンテナショップ「新潟をこめ」でもプロモーションを予定している。(細山真一)