大正製薬、「リポビタンD」TVCM400本の節目 現・歴代出演者が「ファイト!一発!」披露

 大正製薬の「リポビタンD」のTVCMが、400本の節目を迎える。10日、発表会が行われ、ケイン・コスギや山口達也など現出演者のほか、渡辺裕之、滝川英治など過去の名出演者が登場、同CMへの思い入れなどを語り、おなじみの「ファイト!一発!」を披露した。400本目のTVCMは11日から投下しており、夏に向けて記念キャンペーンとして、体感型サンプリングを全国で実施するほか、20日からは抽選で5万人以上に、自転車やムービーカメラなどの景品が当たる大型プレゼント企画を実施する。

 発表会場で、上原健常務は「『リポビタンD』は発売後約47年が経過しているが、医薬部外品への移行や規制緩和など多くの周辺環境の変化を経てきた。発売から現在までの累計販売本数は235億本以上で、現在では女性の飲用構成率が男性を上回るなど、社会的な変化も映し出している。この中で、TVCMの貢献は大きく、『ファイト!一発!』のキャッチフレーズや、困難に立ち向かうCMストーリーは多くの消費者の共感を呼んできた」とあいさつした。

 また、400本記念の特別イベントとして、過去の同商品TVCMを対象とする最優秀作品賞を発表。人気投票ナンバーワンは、2007年の「スカイボード篇」(ケイン・山口主演)で、最優秀賞は03年の「頂上篇」と03年の「壊れたつり橋篇」が選ばれた。

 現CM出演者である山口は「子どものころから憧れていたCMに出演するとは夢にも思っていなかった」と率直な感想。長年の出演暦を誇るケインとともに、受賞を喜んだ。またCM出演者として人気の高い渡辺が「自分の人生にも大きな影響を与えたCM」と振り返れば、滝川は「キャリアが浅かった時の出演だったので、コミュニケーションを積極的に図った」と振り返った。

 (村岡直樹)

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