4月度の小売業の販売動向は各業態各社ともおおむね前年を上回ったものの、GMSやSM、CVSは値上げの一巡が影響して客単価の伸びも小幅で、既存店の売上げもやや鈍化した。日曜日が前年より1日少ない曜日回りも、マイナスに影響した。百貨店は、旺盛な訪日客需要…続きを読む
主なSMの前24年3月期決算は10社中9社が増収で、企業の総合的な収益力を示す経常利益では全10社が前年を上回り、各社とも好業績で着地した。値上げで客単価が上昇したのが追い風になり、既存店売上高も高い伸び率で売上げ増に寄与したほか、各利益段階でも前年…続きを読む
3月度の小売業販売動向は前月に続いて各業態各社ともおおむね前年を上回り、土日が前年より1日ずつ多い曜日回りで売上げ増を後押しした。GMSやSMは、青果の相場高も売上げを押し上げた。百貨店は引き続き、訪日客需要がけん引して高い伸びだった。(山本仁) …続きを読む
●「トップバリュ」1兆円を突破、「セブンプレミアム」プラス転じる イオンとセブン&アイ・ホールディングス(HD)の大手小売2社の23年度の売上げは、2社とも前年を上回った。イオンのPBの「トップバリュ」の売上高は1兆円を突破し、前年よりも2桁増の伸…続きを読む
総務省統計局の家計消費状況調査によれば、23年のインターネットを利用した1世帯当たり年平均の1ヵ月間の支出額は地区間で開きが大きかった。全国と比較して、関東が大きく上回ったほか、近畿は全国並みの水準で、それに東海が次ぐ。一方、それ以外の地区は全国、人…続きを読む
2月度の小売業の販売動向はうるう年で前年より営業日数が多かったほか、振り替え休日で祝日も一日多かったのが全業態で売上げを押し上げ、前月より大きく上げ幅を上昇した。百貨店は2桁増で、SCも高い伸びだった。CVS、SMやGMS、DgSも恩恵を受けた。(山…続きを読む
SMの景況感の判断が変化の兆しを見せている。SM3団体の景況感調査によると、今年1月にSMの中核店の景気判断DI(指数50で横ばい)が7ヵ月ぶりに50を下回った。昨年7月にはコロナ特需があった20年4、5月に次ぐ高い水準に達し、12月まで50を上回っ…続きを読む
1月度の小売業の販売動向は前月と同様に全業態が前年超えを持続したが、企業や業態によって上げ幅に開きが出た。百貨店やSCは訪日客需要や帰省などの影響で高い伸び。CVSは小幅なプラス。スーパーもおおむね前年超えも単価の上昇による。前年割れ企業もあり、企業…続きを読む