データで読み・解き・探る食の今:SM3月期第1四半期 人件費増響き営業利益苦戦

統計・分析 小売 2024.09.11 12820号 04面
有力食品スーパー25年3月期第1四半期業績と通期業績予想

有力食品スーパー25年3月期第1四半期業績と通期業績予想

 SMの25年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は、本業のもうけを示す営業利益で苦戦した。10社1事業のうち、6社1事業が営業減益だった。営業収益は前年を上回ったものの、賃上げによる人件費の増加が響き、販管費がかさんだ。
 バローホールディングス(HD)は既存店売上高が5.8%増と好調だったSM事業やDgS事業を中心に好調で増収を確保したものの、営業利益では水道光熱費が減少したが、人件費と賃借料などの増加で販売管理費の上昇を吸収できずに前年を下回った。セグメント別では

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