データで読み・解き・探る食の今:24年11月度販売動向
2025.01.1511月度の小売業の販売動向は気温の低下で冬物商材の動きが活発化して、各業態・各社とも総じて好調だった。食品も鍋物などホット商材の動きが良かったほか、青果の相場高やコメの単価上昇で売上げを押し上げ、特に高い伸びだったSMをけん引した。CVSも堅調を持続…続きを読む
8月度の小売業の販売動向はコメや防災向けの備蓄品需要が急増し、SMやGMSのスーパーが高い伸びを示した。青果の相場高も店頭価格を押し上げたほか、猛暑で涼味商材も好調だった。ただし、買上点数の減少などから節約志向が続いているとの声も根強い。(山本仁) …続きを読む
22年10月以降の本格的な値上げ、23年5月の新型コロナウイルスが5類に移行したアフターコロナの2年目を迎えた24年にCVSの米飯類が苦戦している。値上げもあってSMの一般食品と惣菜、CVSの加工食品と米飯や調理麺などの日配食品も前年を上回ってきたが…続きを読む
7月度の小売業の販売動向は、各業態各社とも前月より伸びが鈍化した。前月とは異なり、前年より土日が一日ずつ少なかったのがマイナスに影響した。猛暑で涼味商材や供給不足が報じられたコメの動きが良かったものの、買上点数の減少などから節約志向の高まりを指摘する…続きを読む
SMの25年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は、本業のもうけを示す営業利益で苦戦した。10社1事業のうち、6社1事業が営業減益だった。営業収益は前年を上回ったものの、賃上げによる人件費の増加が響き、販管費がかさんだ。 バローホールディング…続きを読む
6月度の小売業の販売動向は各業態各社とも前月に続いて前年を上回り、おおむね上げ幅も上昇した。前年より土日がそれぞれ1日多かった曜日回りがプラスに影響したほか、SMやGMSの食品は、相場高だった青果が売上げ増に寄与した。百貨店やSCは高い伸長率が続いて…続きを読む
CVS6社の25年2月期第1四半期(24年3~5月)決算は、本業のもうけを示す営業利益で明暗が分かれた。最大手のセブン-イレブン・ジャパン(SEJ)が前年割れ、ミニストップが営業赤字を計上した一方、業界2位のファミリーマートを含む3社は前年を上回った…続きを読む
5月度の小売業の販売動向は各業態各社とも前月に続いて、おおむね前年を上回った。百貨店は訪日需要がけん引して高い伸びだった。GMSやSMは青果の相場高で生鮮品の販売が全体を押し上げた。CVSは客数増でプラスを確保。DgSも堅調が続く。ただ食品の買上点数…続きを読む
新型コロナによる行動制限が完全に解除されて2年目に入り、SMの経営状況は客足は回復しつつある中、値上げによる売上高増が足元やや鈍化傾向で踊り場を迎えている。SM3団体の経営動向調査の20年1月~24年5月までの売上高、客単価、来店客数の各DI(指数)…続きを読む
4月度の小売業の販売動向は各業態各社ともおおむね前年を上回ったものの、GMSやSM、CVSは値上げの一巡が影響して客単価の伸びも小幅で、既存店の売上げもやや鈍化した。日曜日が前年より1日少ない曜日回りも、マイナスに影響した。百貨店は、旺盛な訪日客需要…続きを読む
主なSMの前24年3月期決算は10社中9社が増収で、企業の総合的な収益力を示す経常利益では全10社が前年を上回り、各社とも好業績で着地した。値上げで客単価が上昇したのが追い風になり、既存店売上高も高い伸び率で売上げ増に寄与したほか、各利益段階でも前年…続きを読む