世界各国から約2000人が参加した「ワールドデーリィサミット」で発表(右は大貫陽一社長)
森永乳業は25日、抽出後の紅茶かすを混合した飼料を乳牛に与えることで、ゲップ中のメタンを削減する効果を確認したと発表した。信州大学と、日本農産工業グループのノーサンファーム、酪農経営の合理化・安定化に取り組む森永酪農振興協会との共同研究で見いだした。酪農乳業界の直面する、温室効果ガス(GHG)削減の課題に対する新知見として期待される。研究成果は、10月16~19日に米国・シカゴで開催された国際酪農連盟(IDF)主催の「ワールドデーリィサミット」で発表された。(小澤弘教)