カルビー、ポテトチップスの新ブランド「ジャングル」など新製品・リニューアル品発売

菓子 1993.02.15 7497号 3面

カルビー㈱(東京都北区、03・3902・1111)は、ポテトチップスの新ブランド「ジャングル」(四品)と「抹茶づくし」などスナック製品六品、シリアル製品二品の新発売と、「焼きもろこし」二品のリニューアルを次の通り行う。

▽ジャングル・エスニックスパイス味、同てりやきビーフ味、同お好み焼味、同あっさりカレー味‐ポテトチップのヘビーユーザーである中学・高校生向けに開発した商品。なにが飛び出すかわからないという「密林‐ジャングル」というネーミングでインパクトを与え、ボリュームある食べごたえとサックリした歯ざわりが特徴の厚切りVカットで、“マイブランド”として強烈に引きつける商品として企画した。

ポテトチップスの中で、今注目を浴びているのが「ア・ラ・ポテト」や「ピザポテト」といった厚切り商品。今回登場させた「ジャングル」は、さらに個性的なフレーバーをつけ、ヤングにターゲットを絞った戦略商品とした。

チップス先進国のアメリカでは、ディップをつけて食べるVカットが四割も占める市場となっており、ディップのかわりにリッチなフレーバーをつけた同品は、市場拡大のチャンスが大きなものと予想できそう。

四品とも内容量七二㌘入り、小売価格一四〇円前後(ノンプリントプライス)、荷姿二〇袋入り。3月25日から関東地区でエスニックスパイス味、てりやきビーフ味発売(他二品は未定)、それ以外の北海道を除く全国には3月23日から順次発売。

▽抹茶づくし‐同品は、天然の抹茶をそのまま使った新感覚スナック。「自然と健康+和風イメージ」で、四〇代以上の主婦層をメーンに、女子学生からシルバー世代までの女性層をターゲットとしている。

原料の抹茶は静岡県朝比奈川上流産の厳選された茶葉を使用。風味を損なわないよう低温・高速製法で大切に引いたものとなっている。

奥深いほろ苦さの中に、あっさりとした蜜の甘さをブレンド。味のハーモニーとサクサクとした心地良い歯ざわりが、新しいおいしさを作り出している。

先行テスト販売では大変好調となっており、「抹茶づくし」は新たなニーズを掘り起こすとともに、定番化が十分狙える商品として期待される。

内容量六〇㌘入り、小売価格一四〇円前後(ノープリントプライス)、荷姿一二袋入り。2月中旬中国・四国管内で発売。

▽焼きもろこし・しょうゆ味(新製品)、同うす味、ビーフ味(リニューアル)‐開発当初のコンセプト“焼いたとうもろこしの味と香り”に立ち返って、まさにこれぞ焼きもろこしという「しょうゆ味」を発売する。

生地材料を新配合し、醤油をベースにしたカルビー独自のタレで、こんがりと焼き上げている。

また、従来の「うす味」「ビーフ味」二品についても、品質を見直し、新パッケージで装いも新たにしている。

2月中旬北部・中部地区、3月から全国随時発売(関東3月2日)。

▽いちごコーンフレーク、ブラウンシュガー大箱‐好調続くシリアル食品に、「いちごコーンフレーク」を新たに発売し、またブラウンシュガーに大箱(三三〇㌘)を追加した。

「いちごコーンフレーク」は、いちごの自然なおいしさにこだわった、今までにない本格派のいちごシリアル。

冷凍乾燥させた「いちご顆粒」をふんだんに使用。甘さを控え目にし、また着色料などを一切使用せず、だれにでも安心して食べてもらえる商品とした。

内容量一六五㌘入り、小売価格二一〇円前後、荷姿五×二。

2月中旬から全国随時発売。

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