モランボン、キムチチゲなど鍋物用スープ8種投入

調味料 1997.12.10 8302号 7面

モランボン(株)(東京都府中市、0423・68・0411)は、今年の冬の販売戦略を「鍋もの」に合わせ新商品を市場に導入するなど積極的な活動を行っている。提案のポイントは、朝鮮の料理に欠かせない、長い歴史で培われた、朝鮮文化の象徴である「ユッス」を使った鍋用スープ。

「ユッス」とは、日本のダシにあたる朝鮮の“もとスープ”。牛のすじ肉や牛の骨、鶏ガラなどを材料に長い時間煮込み、ていねいに煮出した深いコクとうまみのあるスープ。特に同社では、油分を控え、くどさ、しつこさを抑え、口当たりの良さにこだわっている。

寄せ鍋系では「キムチチゲ」「ごま味噌チゲ」「薬味しおチゲ」(写真(上))。水炊き鍋系は「肉だんご鍋用スープ」「白湯水炊き用スープ」「和らぎぽん酢」。すき焼は「特選すきやきのたれ」(写真(下))、「しゃぶしゃぶのたれ」の合計八種類。

各商品の特徴、荷姿は次の通り。

「ユッス仕込みの鍋用スープキムチチゲ」=“牛肉のユッス”をベースに、コチュジャン(唐辛子味噌)、ニンニク、ごま、煮干し粉などをブレンドした鍋用スープ・六〇〇g(ストレートタイプ)×六=一ケース・希望小売価格三五〇円・一七五g(濃縮タイプ)×一〇パック(一ボール)、「同・ごま味噌チゲ」=“牛肉のユッス”と味噌をベースに、ごまを使い、ごま油、ニンニクを効かせた辛くない豚肉の鍋用スープ・同、「同・薬味しおチゲ」=“鶏肉のユッス”をベースに、魚介のうまみや、ショウガ、黒コショウ、ニンニク、ごま油などの薬味、香辛料をブレンドした白湯スープ・同、「肉だんご鍋用スープ」=牛すじ肉、牛の骨をじっくり煮込んで作った牛肉ユッスを使った、牛肉のうまみが効いた醤油ベースの肉だんご鍋用のスープ(濃縮)・一〇〇ミリリットル×一〇(一ボール)・同一五〇円、「白湯水炊き用スープ」=鶏ガラを煮込んで作った鶏肉ユッスを使った、白湯仕立ての水炊き用スープ(濃縮)・同・同、「和らぎぽん酢」=肉との相性にこだわった肉の鍋専用のぽん酢・二九〇g×一〇=一ケース・同四〇〇円、「特選すきやきのたれ」=本醸造醤油のほか、ミネラル分を豊富に含んだ三温糖や本みりんを使ってまろやかな甘さを出し、天然の昆布だしと牛肉ユッスをブレンドして深みのある味に仕上げた、すき焼専用のたれ・三一五g×一〇=一ケース・同三五〇円、「ユッスで仕上げたしゃぶしゃぶ用スープ」(ぽん酢・胡麻味・辛ゴマ味)=ユッスをベースとしたしゃぶしゃぶ専用のだしスープとして淡口の醤油やニンニクなどの調味料や薬味、香辛料をブレンドし、鍋にスープと水を注ぐだけで簡単にしゃぶしゃぶが楽しめる・一〇〇ミリリットル×一〇パック(一ボール)

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