雪印乳業・大塚製薬共同開発の経腸栄養剤「ラコール」発売
雪印乳業(株)(東京都新宿区、03・3226・2124)と大塚製薬(株)(東京都千代田区、03・3292・0021)は、経管・経口両用の経腸栄養剤「ラコール」(RACOL)を共同開発していたが、平成11年10月1日をもって製造承認を取得、薬価基準に収載されたため12月14日から発売を開始した。包装形態は二〇〇ミリリットル×二×一二(アルミパウチ)、四〇〇ミリリットル×一二(バック)。薬価は一二・一〇円/一〇ミリリットル。
両社は経腸栄養剤分野で提携関係にあり、大塚製薬は共同開発した経腸栄養剤「ツインライン」を平成5年から発売している。共同開発の第二号製品である「ラコール」は、第一号の「ツインライン」と同様に雪印乳業が製造し、大塚製薬が販売を担当する。
疾病治療において栄養状態の改善が治療成績の向上に果たす役割は大きく、経腸栄養法は消化管機能を使用する生理的な栄養法としてその重要性認識され、積極的な治療法の一つとして位置づけられている。「ツインライン」はタンパク質がアミノ酸やジ・トリペプチドまで分解されていることから消化態栄養剤といわれ、主にチューブを用いて胃や腸に直接投与されているが、「ラコール」はタンパク質がそのままの形で配合されていることから半消化態栄養剤といわれ、チューブを用いる投与のほかに経口でも投与することが可能な製剤で、三大栄養素、ビタミン、ミネラル、微量元素をバランス良く配合。また、植物性タンパク質の大豆タンパク質を配合し、日本人のタンパク摂取パターンに近づけた。