カエル先生のかんたんストレッチ:膝の痛みを防ぐには「歩く」が一番
ようやく暖かくなってきました。今年の冬は寒かったので、ついつい家にこもってしまって運動不足気味の方も多いのでは? 歩かないと筋力がどんどん低下します。特に、もも前面、ふくらはぎの筋肉の衰えはひざの痛みの原因となります。さあ、歩きましょう。身体を動かしましょう!
まず準備運動、ひざの屈伸です。曲げたとき、あなたのひざはどうなっていますか? つま先よりも前に突き出ると、ひざへの負担大です。上から見たときなるべくつま先がひざでかくれないようにしてください。体重をかかとに乗せるのがコツです。
今度は少し歩いて見てください。ひざ小僧はどっちを向いていますか? つま先と同じ方向を見つめているのがいいのですが、つま先よりも外あるいは内側を向いていると、ひざの横側を痛めやすいのです。正しい歩き方のコツは、股関節から動かしてひざの向きを変えること。体重を極度に小指あるいは親指側にかけることでひざの向きを動かしても意味がありません。
さて、この辺で休憩時間にします。トイレに行ってもいいですよ。膝の痛い方はなるべく洋式を使ってください。和式しかないときは、しゃがむ時ひざがつま先より前にでないように、つま先の向きをあわせて…。すみません。こんなこと考えていたら、リラックスできませんね。ここで言いたいのは、ひざへの負担を軽くするため生活様式にも工夫を、ということです。
こんなことに気をつけながら少し動いてみましょう。新聞の続きは、散歩がてら近くの公園のベンチでどうぞ。もちろん公園までは歩いてくださいね。
(スポーツインストラクター・高杉節子)