富山の隠れた名産 射水市の至宝「きららか梨」
◆豊かな甘みの秘密は土作りと手作業
きららか梨は、富山県射水市の地場農園で栽培されている地元の特産品。他の品種に比べて甘みが豊富なこの梨には、射水地域ならではのアイデアと、老舗農園の知恵と技が存分に注ぎ込まれている。
土づくりは、富山の特色を生かしたユニークなもの。畑に敷く土は地元大学の協力を仰いでミネラルたっぷりの海洋深層水を含ませ、肥料には富山湾の宝石と呼ばれるシロエビを活用している。また、花粉による交配や、品質を選別する摘果作業も、昔ながらの手作業で一つひとつ行っている。
愛情と手間をたっぷりとかけて育てられた「きららか梨」。他とは違う豊かな甘みやジューシーな味わいは、決して近道をせず、じっくり栽培した結果といえる。
◆一年中食べられる梨を目指して。きっかけは、お客さまの声から
やがて「この梨を一年中食べたい」という声が上がるように。梨の収穫時期は決まっており、長期間の保存は当時、不可能とされていたが、生産農家を中心に新たな保存法の開発が取り組まれた。冷蔵庫の開発や温度、袋、熱し方やサイズの調節など試行錯誤の日々。ようやく富山県立大学の研究協力を得て、もぎたての鮮度やおいしさを保ったまま長期保存できる氷温保存用の冷蔵庫が開発された。
挑戦から20年。「きららか梨」が、世界でも稀な冬でもおいしく食べられる梨になった瞬間だった。
○「きららか梨」生産者の声 藤岡農園/藤岡正明さん
もともと、一本の木になる実の数を制限し、大きな実の梨を育てていました。「きららか梨」も、一つひとつ愛情をかけて丁寧に育てています。そうすると、梨の味も違ってくるんですよ。
http://www.fujioka-nouen.com/
○きららか梨ブランド構築プロジェクト委員会
〒939-0351 富山県射水市戸破4229 射水市商工会内
TEL0766-55-0072、FAX0766-55-3177
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~imizu/