食品経営者フォーラム、岩田産業GHD・岩田会長兼社長が講演 ぶれない経営に挑戦

岩田産業グループHD 岩田陽男会長兼社長

岩田産業グループHD 岩田陽男会長兼社長

 3月24日に開催された日本食糧新聞社主催の食品経営者フォーラム3月定例会では、岩田産業グループホールディングス岩田陽男会長兼社長が、九州業務用卸トップへの挑戦~岩田産業の成長と軌跡~をテーマに講演し「理念経営と倫理経営を掲げ、ぶれない経営というものに挑戦してきた。ぶれない経営とは経営を体系化することだ」と語った。

 岩田氏は企業経営において、経営者と従業員、働く仲間での価値観の共有が大事で、それをどう成し遂げるかを常に経営者は考える必要があると、自身の経験を元に強調。

 具体的な体系化とは、経営指針書の設定であり、その考え方の順序は、理念(価値観の共有)、経営基本方針、経営基本戦略、実行計画の順番で考え、実行スケジュールを常に部門内で確認する作業だとした。

 また近年では“食を通じて九州を元気に”をテーマに、地産地消、九州各地の食材を使ったオリジナル商品や6次産業化のサポートなどを行っているとした上で、「チャレンジ精神でさまざまな事業を行ってきた。車一台で行商、野菜果物、精米工場、酒類など、だいぶ反対されたこともあったが、これからも新しいことに挑戦したい」とその思いを述べた。(阿久津裕史)

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