敷島製パン、新ブランド戦略 若年層へアプローチ TVCMに杉咲花起用

山田真彦取締役開発本部長(左)と杉咲花

山田真彦取締役開発本部長(左)と杉咲花

 敷島製パン(Pasco・パスコ)は、ブランドコミュニケーションを刷新する。次のコアターゲットである若年層のブランドへの信頼や愛着を得るために、既存顧客からの支持や認知を維持しながら、若年層へアプローチするために、女優の杉咲花を起用した新TVCMシリーズ「つれづれパン日記」を10月1日から全国で放映を開始する。従来の「超熟」シリーズに加え、挑戦を続けるパスコの企業姿勢を示すため「国産小麦」シリーズのCMも放映する。TVCMを軸にキャンペーン、デジタル広告、自社Web、SNS、イベントを連動させ、「超熟」シリーズのこだわり、パスコの挑戦する起業姿勢を一貫したメッセージで発信する。

 27日に東京都内で開催した新TVCM発表会で、山田真彦取締役開発本部長は「創業100周年の節目の年に、ターゲットの拡大と幅広いコミュニケーションを目的に今後も、挑戦し成長し続けるパスコを表現したTVCMシリーズに刷新した」と説明。杉咲の起用については、「新しい役どころに挑んでおり、パスコブランドとともに挑戦・成長できる」と期待感を示した。「超熟」シリーズのイメージ醸成および商品訴求とパスコの挑戦する企業姿勢を示した「国産小麦」シリーズのCMを放映し、企業イメージの向上を図る。

 新CMシリーズ「つれづれパン日記」は、おいしい食材や料理とパンとの「出会い」をもっと楽しんでほしいという思いから制作。杉咲が演じる主人公が、全国津々浦々、おいしいものを求めて旅をしながら進む。今後、杉咲が演じる主人公のインスタグラムアカウントも開設し、主人公の日常としてCMサイドストーリーを投稿する。

 キャンペーンは、「レシート撮ってLINEで応募おいしい出会いプレゼント」を11月30日まで実施。CM「つれづれパン日記」のコンセプトである「おいしい食材や料理との出会い」を自宅で体験できる賞品全3コースを抽選で総計1400人にプレゼントする。(青柳英明)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら