ネスレ日本、「キットカット」紙パッケージ変更 ほぼ全ての大袋タイプで
ネスレ日本は、20年9月以降に新発売する製品を含めた、「キットカット」のほぼ全ての大袋タイプ製品の外袋を紙パッケージへと変更する。海洋プラスチックごみの課題に向け、従来の取組みをさらに推進する。従来のプラスチック使用時と比較して年間約450tのプラスチック削減量を見込む。さらに、22年までに「キットカット」全製品の包材をすべてリサイクル・リユース可能な素材にすることを目指す。
ネスレは、08年4月に製品の包装材料を25年までに100%リサイクル可能、あるいはリユース可能にするというコミットメントを発表している。この達成に向けた一環としてネスレ日本は、19年9月から、「キットカット」の主力製品である大袋タイプ5品の外袋を従来のプラスチックから紙パッケージに変更した。
同社では、プラスチックから紙パッケージへの変更に伴い、身近な家族や友人に、応援や感謝の思いを伝えるコミュニケーションツールとして活用されている、「キットカット」ブランドならではの取組みとして、紙パッケージを使い、日本伝統の思いや願いを伝える象徴の「折り鶴」などをつくって、そこにメッセージを書き、大切な人に思いを伝えるというコミュニケーションやハートをつくることができるバレンタインシーズン限定パッケージの製品、「ぬり絵」が楽しめるイースター向け製品、「ウミガメ」や「マンタエイ」など4種類の海洋生物のイキイキとした姿が描かれ「ウミガメ」などの海洋生物をつくることができる製品などを期間限定で発売している。(青柳英明)