胃心伝真=街に出る
コロナの収束で、地方の町に仕事で出掛ける機会が増えた。再訪の町であれば、かつて訪れた飲食店であの味を再度と、胸高鳴らせ店頭に立つと閉店の文字が。コロナ禍の猛威を再認識する▼初めての町を訪れた時、駅が高架構造であれば、その時点で諦める。駅前は再開発され、筆者が好む店はない▼木造平屋の駅であれば、胸が躍る。駅前に立ち、あたりを見回し、鼻をくんくんさせて店を探す。以前は、探す店は古本屋であり、なんとなく歩き始めると尋ね当てることができたが、大型古書チェーン店の台頭で、町の古本屋は
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