伸長するタイ・ハラール産業(上)政府、5ヵ年計画策定

総合 連載 2015.11.30 11278号 02面
ハラール事業関連のセレモニーに参加したプラユット暫定首相(左から3人目)。タイ政府はハラール推進に力を入れている=首相府提供

ハラール事業関連のセレモニーに参加したプラユット暫定首相(左から3人目)。タイ政府はハラール推進に力を入れている=首相府提供

 東南アジアの食品製造拠点であるタイで、イスラム法上で許されたイスラム教徒向け「ハラール食品」などの研究や開発が盛んになっている。仏教国タイにはイスラム教徒は人口の6%ほど(約400万人)しかいないが、政府は来年からの5年間を「ハラール開発5ヵ年計画期間」と位置付け総額80億バーツを集中的に投下、生産と輸出を拡大する計画でいる。狙いの先には今後、世界各地で年7%のペースで拡大していくと予想されるハラール食品市場がある。世界に打って出ようとするタイの取組みを上下2回に分けて報告

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