唐揚げ市場曲がり角 競争激化で専門店淘汰
コロナ禍を経て一大ブームを形成した唐揚げ市場が、曲がり角を迎えている。日本唐揚協会の調べによると、直近12年間で右肩上がりの成長を続けてきた唐揚げ専門店舗数が、24年に初めて前年を下回った。競争激化による淘汰が背景にある。
唐揚げ専門店は、12年に450店舗であったが、20年のコロナ禍に突入して急激に増加。23年は過去最高の4388店舗を更新したが、24年は前年比8%減の4034店舗と落ち込んだ。日本唐揚協会の分析によると、店舗拡大を急いできた大手