新型コロナ:イオンリテール東海カンパニー 三密緩和、感染防止図る
【中部】イオンリテール東海カンパニーは1日から東海3県のイオン、イオンスタイル41店舗で「ゆうゆう優先タイム」を開始した。また、同日からイオン熱田店(名古屋市)では、イオンネットスーパーで注文した商品を車に乗ったまま受け取りができる「ドライブスルー受け取りサービス」を開始。イオン岡崎南店(愛知県岡崎市)では、注文商品を店内専用カウンターで受け取るサービスを始めた。700円以上の購入で利用が可能となり、配送料は無料。登録時の住所が、両店舗の配送担当店舗となることでサービスを受けられる。今回の実施期間は当面の間とする。(藤田順也)
新型コロナウイルスへの対応で、三密緩和や感染防止の施策の一環である「ゆうゆう優先タイム」は、妊婦、高齢者、身体の不自由な人、ヘルプマークを付けた客が毎日午後2~3時の時間帯で、優先的にレジの利用ができる取組み。管内は午前が混み合うため、午後の設定になった。店内には感染防止を呼びかけるポスターも設置され、チラシ広告は自粛し安全の確保に努めている。
ネットスーパーは管内30店舗で実施され、ドライブスルーの受け取りは2018年11月、イオンスタイル津南(三重県津市)でスタート。管内ネットスーパーの売上げは、今年1~2月で前年比1.8倍増と伸長している。
ドライブスルー受け取りサービスに関して、小澤俊彦営業推進部部長は「店舗に入ることなく、お客さま、従業員の安全を守り、ライフラインとして全力で取り組む」と話し、順次、店舗設備を整えた上で各店に広げていく考えだ。このサービスの提供は、家に来てほしくない、好きな時間に商品を受け取りたい、店に入ることなく商品を受け取りたいニーズなどに応えている。