ワタミの宅食、東京・高島平団地に団地モデル新設 高齢化課題解決へ

西高島平営業所を新設

西高島平営業所を新設

ワタミは大規模な団地内で進展している高齢化の課題解決を目的に、高齢者に“食”と“職”を提供する「ワタミの宅食」団地モデルの営業所を新設した。

10月21日に東京都板橋区の高島平団地内に「ワタミの宅食」板橋高島平営業所として開設した。1万戸を超える全国でも有数の大規模団地で、高齢化率は5割に達するといわれており、板橋区の約2倍の割合。高齢者の一人世帯、高齢者夫婦世帯も多い。

買い物や食事の用意に不便さを感じている高齢者が生活するエリアの中心に営業所を開設して、栄養バランスに配慮した弁当を届けるとともに、地域のコミュニティーや見守りとしての役割を担う。

弁当を届けるスタッフは団地内居住者を想定し、職住近接で通勤に時間がかからず、車を持たなくても徒歩や自転車で弁当の宅配が可能で、定年退職者や子育て中の女性など、団地内に暮らす人の雇用を創出する。

「ワタミの宅食」は全国の513拠点から高齢者を中心に毎日23万人に弁当を届けている。(福島厚子)

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