農水省・財務省、有機酒類の輸出拡大へ JAS法改正、共管で国際化
日本農林規格(JAS)法で定める「有機加工食品JAS」に“有機酒類”を追加し、10月1日から認証および流通が可能となる。農林水産省が29日開いた有識者会合で決めた。主目的は国際化による輸出拡大。酒類版の有機JAS商品が輸出先国でも公的に有機と認められるよう、政府として同等性に関する2国間での相互承認の締結にも注力する。需要の大きい輸出先として、まず米国との交渉を目指すもようだ。
有機原材料の重量割合が95%以上と定義される有機酒類。酒類を含む有機食