全加工食品の原産地表示義務で日本生協連が意見 「消費者は正しく選べない」
日本生活協同組合連合会は11月30日、内閣府特命担当大臣と消費者委員会委員長に「加工食品の原料原産地表示制度にかかわる意見書」を提出した。「全てを義務表示の対象にする」を前提として進めてきたことに違和感があるとし、「消費者の商品の選択に資する」という食品表示の目的を確認すべきとして、中間取りまとめに基づいて制度設計すると「正確性のない表示」を含むため、「消費者が正しく選べない状態になってしまうことが危惧される」と表現は穏やかだが、問題点を厳しく指摘した。(伊藤哲朗)