解凍食材の再現性を確かめる試食会。右奥に見えるのが超高速凍結機ZERO―03(同社横浜営業所で7月27日に川崎博之が撮影)
●凍結のスピード4倍に
肉、魚、果物、調理品などの食材に含まれる水分を凍結(冷凍)する凍結機には、零下35度Cのアルコールと水の混合液(ブライン液)に食材の熱を移動(熱交換)させる液冷式、零下40度Cの冷風を吹き付ける空冷式、零下120度Cの炭酸ガスを吹き付ける炭酸ガス方式がある。熱交換効率が高い液冷式を採用したゼロカラの超高速凍結機「ZERO-03」は、食材の解凍時の再現性を飛躍的に高めた。槽内の上層と下層での最大30度Cとなるブライン液の温度差