土江本店、松江の「津田かぶ」を漬物に 自社農園で原料栽培

農産加工 ニュース 2020.01.31 12007号 06面
関谷忠之社長

関谷忠之社長

 近年、高齢化などによって離農する農家が増えている上、天候不順が常態化し野菜の価格変動が大きくなっている。漬物メーカーの中には使用する原料野菜を安定的に得るために、契約栽培からさらに川上にさかのぼり、自社農園で栽培を行うところが出ている。特に、地域の伝統野菜は入手が難しくなってしまったものも少なくない。島根県松江市の土江本店では、「津田かぶ」を自社で土づくりから始めた農園で栽培している。松江市周辺で古くから栽培されてきた伝統野菜で、江戸時代に松江藩が津田村で栽培を推奨したこと

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