タイは日本向けエビの一大生産地。このような養殖池が全国各地の沿岸部に広がる
寿司だねやフライ、焼き物まで日本人のエビ好きは広く知られたところ。こうしたエビのほとんどが海外から輸入され、わが国の食卓を飾っている。生産するのは東南アジアや南アジアなどの養殖農家。ところが、現地では低賃金重労働、エビの突然死などさまざまな問題に日々直面をしている。こうした生産農家を支援しようと、日本の情報技術(IT)会社が協力に乗り出した。題して「IoT導入による養殖事業の生産性向上プロジェクト」。現場となったのは、冷凍エビ部門で日本への輸出5位のタイだ。(バンコク=ジャ