国分グループ本社、日本酒と菓子の相性訴求 女性ビギナーなど取り込みへ

卸・商社 ニュース 2019.10.16 11956号 03面

国分グループ本社MD統括部は日本酒とチョコレートをはじめとする菓子を組み合わせた提案に乗り出す。女性向けアンケートで日本酒に合う菓子として上位に挙がった菓子と連動させることで、ビギナー層の興味を喚起し、新たな日本酒ファンの掘り起こしに結びつけたい考えだ。

9日、東京・日本橋プラザで開催した同社社員や得意先関係者が対象の「2019年地酒蔵元会展示会・利酒会」(第1部)=写真=で紹介した。

同社では20~30代女性454人を対象に「日本酒に合う菓子」を調査。米菓や和菓子といった定番に混じり、全回答の約3割をチョコレートが占める(60代を除く全世代で1位)との意外な結果だったことがきっかけとなった。これを受け小売店で人気上位の菓子を蔵元会会員に送付し、相性がよいと考える自社の日本酒を提案してもらった。

会場内の特設コーナーには「ガーナミルクチョコレート」(ロッテ)、「カントリーマアム」(不二家)をはじめとするチョコレート系から、「じゃがりこ サラダ」(カルビー)などのスナック系まで菓子10品を専用POPとともに展示。「高清水 デザート純吟」(高清水)、「国稀 北海にごり酒」(国稀)といった多様な日本酒と試飲試食で提供した。来場者の感想をデータとして蓄積し、今後の売場でのクロスMD提案に役立てていく。(丸山正和)

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