ヒットの兆し:眞露 サンキスト「レモネード・サワー」「オレンジエード・サワー」
●世界初のサンキスト公認
眞露は世界で初めてサンキスト社の公認レシピによるアルコール飲料を発売した。7月21日の全国展開を前に「サンキスト レモネード・サワー」=写真(右)=、「同オレンジエード・サワー」=同(左)=の2種をCVSチャネルで先行展開中だ。過去に小売店頭でクロスMDを実施した両社が関係を深め、世界初の商品化に結び付いたという。成長を続ける日本のRTD市場に新たな魅力を提供する商品として注目されている。
日本のRTDの主流で、ここ数年ブームになっているレモンサワーをサンキストらしく表現したのが「レモネード・サワー」。誕生の地・米国で世代を超えて愛されるレモネードの味わいを大切に、どこか懐かしさを感じさせる大人のレモネードに仕上げた。パッケージもサンキストのロゴを重視し、果汁のシズル感を強調する日本の一般的な缶チューハイとは一線を画したデザインだ。果汁含有率は10%。
「オレンジ・エードサワー」は2種のオレンジ果汁を配合。甘酸っぱく、すっきりした味わいと、さわやかな香りが特徴。果汁20%を含む。どちらもアルコール度数は4%。350ml缶入り。希望小売価格は160円(税別)。
眞露のホームページ内にブランドの特設サイトを開設したほか、Web動画(https://www.youtube.com/watch?v=rvP5AUBdM98&feature=youtu.be)で商品の魅力を訴求している。今後は交通広告の投下なども視野に入れる。
サンキスト・グロワーズ社はカリフォルニアのアリゾナで128年の歴史を持つ、家族経営の柑橘類農家による農業協同組合。(丸山正和)