キリンビール、クラフトビール急伸へ転換期 家庭用、取組み本格化
「市場が動くマグマを感じる」と山形光晴常務執行役員事業創造部長
日本のクラフトビール市場が、新たな段階に向け動き出す。キリンビールは直営飲食店で人気の商品をさらにブラッシュアップし、23日から量販店向け缶アイテムとして投入する。数年来クラフトに注力してきた同社だが、今年を市場の急拡大に向けた転換期と位置付ける。家庭用での取組みを本格化し成長を加速。この1年で市場規模を1.5倍に伸ばしたい考えだ。
2月26日の新ブランド発表会で、山形光晴常務執行役員事業創造部長は、コロナ禍によって家庭での食事への支出が増えている