東北乾物特集:厳しさ増す国内外の原料事情 3層共同で需要創造を
ヘビーユーザーと若い層への提案、難しい棚割りが求められる乾物売場(みやぎ生協太子堂店)
和食ブームが追い風になって乾物見直しが進めばいいが、そう簡単ではなさそうだ。簡便、即食の時代では全く対極にあるカテゴリーなわけで、日中、乾物売場で棚に手を伸ばす客は見当たらない。若い層へもっと注目してもらおうと簡単にできる乾物をメーカー、卸が発売してきたが、意図していたようには動かず、難しさを表している。 総じて乾物は割高感が否めない。「量目、品質、価格が妥当なのか。小売側も単価は下げたくない」(東北国分)という現状でいかに見直し作業を進めていくか