東北乾物・乾麺特集2025
2025.09.19乾物は温暖化や生産者の高齢化で「獲れない・作れない」状況が進む一方、水戻し調理の敬遠で市場縮小が指摘されてきた。昆布加工大手フジッコは重労働の乾燥工程を省き、生昆布を用いた商品を投入。猛暑で季節商品の切り替えも難しい中、製販配が連携し、商品供給や価格…続きを読む
値上げ続きで販売数量減、売上金額増がくっきりの海苔業界。白子仙台支店3月期の売上げは、前年比6.9%増だった。ギフトが同7%減だったほか、「味のり」同7.2%増、「焼のり」同16.8%増、お茶漬け・ふりかけ同17.9%増など。業務用は厳しかった。売上…続きを読む
山形丸魚の水産乾物加工部門のシーブローズの4月から7月までの商品別売上金額は、好不調がはっきりと表れている。8分類あり、合計で前年比1.4%増。売上げ最大の「なっと昆布」は同9.4%増。他同様に4月値上げし、直後動きが鈍った。この昆布は、山形の郷土料…続きを読む
日本アクセス東北エリアの2024年4月から25年3月までの乾麺累計は、金額で前年比5.3%増。カテゴリー別ではそうめん・ひやむぎが同2.8%増。そばが同5.2%増、うどん・きしめんが同11.9%増、中華麺が同12.4%増。好調だったメーカーは日清製粉…続きを読む
◇マーケティング部商品課 佐藤広子氏 2024年10月から25年7月までの乾物販売実績は、金額ベースで前年比13.3%増となり、堅調に推移している。カテゴリー別では、海苔が同44.9%増、水産加工品の削り・煮干しは同18.5%増、水産品は同3.0%…続きを読む
◇店舗商品本部加工食品部門 菅原隆行バイヤー、安田英祐バイヤー ●手がかかる部門 差別化打ち出す コープ東北サンネット事業連合のみやぎ生協、コープふくしまの農産乾物計は、2025年3月から8月まで供給数が前年比5.4%増、金額で同13.3%増。切…続きを読む
乾物の多くは天産物であり、温暖化が進む中で作柄は急速に悪化し、売場から姿を消す商品も出てきている。同時に生産者、加工場で作業する人々の高齢化も顕著で、獲れない、作れない状況に陥っている。ただ、水戻しや長時間調理を必要とする乾物に手がなかなか伸びない今…続きを読む