#元気いただきますプロジェクトNEWS:フーディソン 家庭向けECを創設

小売 特集 2020.11.16 12147号 14面
業務用品質の鮮魚を届ける「うおポチ宅配便」

業務用品質の鮮魚を届ける「うおポチ宅配便」

ネットスーパー感覚で購入できる「perrot」

ネットスーパー感覚で購入できる「perrot」

 ◇インターネット販売推進事業=フーディソン

 ●「perrot」「うおポチ宅配便」展開

 フーディソンは、生鮮流通のデジタルトランスフォーメーションを掲げ、水産を中心に全国の産地と購入者を独自のシステムでつないでいる。BtoC(消費者向け)では都内に魚専門店「サカナバッカ」を6店展開、BtoB(企業向け)ではオンラインサービス「魚ポチ」を運営してきた。コロナ禍で消費環境が一変すると、既存のインフラを活用してBtoCの新サイト「うおポチ宅配便」と「perrot(ペロット)」を立ち上げ、新たな顧客接点を創出した。

 同社は13年に創業、全国20以上の漁港・市場から商品を調達し、15年には大田市場内に拠点を構えて独自の物流網により業務用・家庭用の区別なく産地と購入者をつないでいる。ネットで鮮魚を注文できる仕組みを「魚ポチ」で実現したほか、実店舗の「サカナバッカ」では、加工センターを設けて刺し身などを商品化する仕組みを整えてきた。最近では野菜や精肉の取り扱いを始めている。コロナ禍で業務用の「魚ポチ」の販売が落ちると、新たな販路として家庭向けにドライブスルーサービスを始めた。鮮魚の詰め合わせボックスなどをネットで予約・決済し、受け渡しは魚市場の駐車場などで行った。5月の連休中には1日300件のキャパシティーが一杯になるほど盛況だったが、緊急事態宣言が明けた後は需要が急減、そこで6月下旬には自宅に届ける「うおポチ宅配便」に切り替えた。

 この新サービスでは、業務用の品質を家庭に届けることをコンセプトとする。ドライブスルーの購入経験者に始まり、「#元気いただきますプロジェクト」への参加で送料無料の商品が増えたこともあり利用者が広がっている。

 「ペロット」は家庭向けにもネットチャネルを創設するというコロナ以前からの戦略を形にしたものだ。ネットスーパー感覚で利用できる手軽さを志向し、商品づくりには自社の加工センターも活用、配送料は一律250円としている。4月にスタートした時点では「うおポチマルシェ」という名称だったが8月に変更した。野菜・精肉も拡大していく事業プランを反映している。

 当初は都内6区を配送エリアとしていたが、「#元気いただきますプロジェクト」への参加を機に東京都内23区と横浜、川崎市に拡大した。これにより獲得したトライアルをリピートにつなげていくことが今の重点テーマだ。なお、業務用「魚ポチ」も同プロジェクトに参加している。こちらも注文客のエリア拡大につながっているという。(宮川耕平)

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