コカ・コーラシステム、新サイズPET投入 飲み切りと2人飲みにフォーカス

清涼飲料 ニュース 2019.11.04 11966号 01面
和佐高志日本コカ・コーラチーフ・マーケティング・オフィサー(左)と佐藤一仁コカ・コーラボトラーズジャパン理事東京営業本部長

和佐高志日本コカ・コーラチーフ・マーケティング・オフィサー(左)と佐藤一仁コカ・コーラボトラーズジャパン理事東京営業本部長

コカ・コーラシステムは飲み切りと2人飲みにフォーカスした「コカ・コーラ」の新しい容器サイズとなる350mlPET、700mlPETを20年1月13日から東京・神奈川・千葉・埼玉のスーパーマーケット、ドラッグストア、ディスカウントストアの約8500店舗で先行販売する。少人数世帯増加による家庭での炭酸飲料の飲用習慣の変化に対応した新たな容器サイズ提案により、炭酸飲料の新たな飲用需要の掘り起こしを図る。

炭酸飲料をおいしく楽しむには、容器が重要なことから、家に持ち帰った消費者が「コカ・コーラ」ならではのおいしさを楽しめるよう、最適な容器サイズとして一人で飲み切れる350mlPET、二人で飲むのにちょうどよい700mlPETを持ち帰り需要に提案し、少人数世帯が多い1都3県を対象に先行販売する。

10月31日、ザ・リッツカールトン東京で開催した新容器サイズ戦略発表会で、和佐高志日本コカ・コーラ社チーフ・マーケティング・オフィサーは「少人数世帯の増加により、飲用習慣が変化し、小型サイズを一人や二人でシェアする飲み方が増えており、販売チャネルごとに異なる小型サイズの買い方や飲まれ方があることが分かったことから、新たな容器サイズを提案するに至った。今回の新容器展開で、約1.3倍の売上げ増を見込む。購入頻度を増やすことで、飲料需要を拡大していく。販売後の状況を見守りながら、エリア拡大も検討していく」と説明した。

佐藤一仁コカ・コーラボトラーズジャパン社理事東京営業本部長は、「POPや専用什器など、店頭でのコミュニケーションに注力し、新ボトルのトライアル購入を後押しする。新たな定番のパッケージとして、定着させ、店舗の価値を高める活動にも注力していく」と語った。

一方でコンビニエンスストアや自販機など外出先での飲用量が家よりも多い“即時消費”には、現行の500mlPETを提供する。

税抜き希望小売価格は350mlが120円、700mlが195円となる。(本吉卓也)

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