キリンビバレッジ、「午後の紅茶」35年間の感謝伝える 幸せなときめき提供

飲料 ニュース 2021.03.08 12197号 02面
左から山田雄一執行役員マーケティング部長、堀口英樹社長、加藤麻里子ブランド担当担当部長シニアブランドマネージャー

左から山田雄一執行役員マーケティング部長、堀口英樹社長、加藤麻里子ブランド担当担当部長シニアブランドマネージャー

ブランド史上最高のおいしさを。「午後の紅茶」基盤3品

ブランド史上最高のおいしさを。「午後の紅茶」基盤3品

 キリンビバレッジの「午後の紅茶」がブランド発売から35周年を迎える。テーマに「幸せの紅茶、35周年の午後の紅茶~あなたに、届け!ありがとう。~」を掲げ、35年間の感謝を伝えていく。まずは基盤3品「キリン 午後の紅茶 ストレートティー」などの9日からのリニューアルを皮切りに、復興支援×国産素材の特別な「午後の紅茶」商品投入やブランド活動を軸に「おいしさ、やさしさ、ときめき」による「幸せなときめき」を提供していく。

 4日にオンラインで開催した発表会で堀口英樹社長は「同ブランドは重要な基盤としての成長に加え、『健康・環境・地域社会』などのCSVを全領域で実行していくブランドとなる。ブランド戦略とCSV戦略の融合による『パーパス・ブランディング』の進化により、21年の販売数量は5420万箱(前年比11%)を目指し、志を高く、活動していく。100年後も愛されるブランドであり続けたい」と語った。

 「パーパス・ブランディング」の進化とは、「ブランド戦略にCSVの視点を取り入れ、ブランドとしてより良い社会への貢献を目指し、ブランド・パーパスの社会的側面の実現を目指すものとなる」と山田雄一執行役員マーケティング部長は語る。具体的には基盤3品「午後の紅茶 ストレートティー/ミルクティー/レモンティー」のブランド史上最高のおいしさや楽しさを、リニューアルによって伝えていく。「健康」領域では「微糖・無糖」製品の拡大、「環境」領域では原料調達先となるスリランカの紅茶農園の支援など、「地域社会・コミュニティ」領域では、世の中を明るくする施策や春以降に予定する復興支援×国産素材による特別な「午後の紅茶」提案などが骨子となる。

 この記念すべき年に「『ありがとうをおいしさ』で伝える9回の商品投入を、『ありがとうをやさしさ』で伝える六つのブランド活動を推進し、感謝を伝えてきたい。20年のリーフ市場拡大により、紅茶への感度が高まったユーザーが『午後の紅茶』をあらためて楽しんでもらえる良い機会になれるなど、ブランドの成長や紅茶市場の拡大に努めていきたい」と加藤麻里子マーケティング部ブランド担当担当部長シニアブランドマネージャーは意気込む。ブランド活動例として、幸せな気分になれる「幸せの本棚」(インスタグラム)アカウントの開設など、ユーザーに“幸せなときめき”を提供していく。(本吉卓也)

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