野菜高騰・自然災害の影響で久方ぶりに前年を割ったドレッシング。19年度は再度上昇に転じる可能性が高い
春野菜の季節到来に伴い、マヨネーズやドレッシングなどの野菜向け調味料が活況を呈している。両市場は近年、健康志向や旺盛な野菜摂取意向を背景に安定成長を継続。一方で18年は特に上期での記録的な野菜高騰・自然災害で、久しぶりの前年割れを強いられた。とは言え、19年は春先からすでに各社から積極的な新商品提案が行われるなど、両市場ともに再度上昇基調の可能性が濃厚。調味料屈指の有望市場として、売場面積も拡大しそうだ。(村岡直樹)