国内汎用油、コスト環境が別次元に 米・バイオ燃料比引き上げで
食の基幹分野である汎用油のコスト環境が、別次元に入った。世界的な油脂需要の高まりやエネルギー費、物流費など既存の収益圧迫要因に加え、6月、米国環境保護庁(米EPA)が発表した同国内バイオ燃料混合比率引き上げ計画により、食用油のバイオ燃料向け(非食用)需要が急増、採算性が悪化している。オイルバリュー(一定原料から生産されるオイルとミールの総価額に対するオイル価額の相対比)は一時、“異常値”といえる50%超を記録。業界では9月から価格改定を進めているが、現行価格では利益の確保は
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