アメリカン・ビーフの故郷へ(2)現在も主役は「カウボーイ」 安全・環境に取り組む

チコベイソン牧場ではカウボーイによる種牛の移動に遭遇した

チコベイソン牧場ではカウボーイによる種牛の移動に遭遇した

チコベイソン牧場を経営するデューク・フィリップ氏(中央)とファミリー

チコベイソン牧場を経営するデューク・フィリップ氏(中央)とファミリー

 アメリカの牛肉産業は、生産牧場→フィードロット→パッカー→流通(輸出)で成り立っている。その基礎を支えるのが「子取り牧場」と呼ばれる生産牧場だ。  現在、生産牧場は全米に90万軒存在する。ほとんどが家族経営で、今も「カウボーイ」が主役である。映画でもおなじみの「カウボーイ」とは、牛を飼育する人たちのことだ。彼らは、馬を駆って広い牧場を走り回り、牧草の生育具合をチェックし、水のポンプなどの故障はないか、水は汚染されていないか、病気の牛や傷ついた牛はいな

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